競技ダンスって聞いたことがあるけど、どんなダンスなんだろう?
社交ダンスとは何が違うのかな?
この記事は、こんな疑問を解決します。
- 競技ダンスとは何か?
- スタンダードについて
- ラテンアメリカンについて
- 【無料】おすすめの競技ダンス漫画(ボールルームへようこそ)について
皆さんは、「競技ダンス」をご存知ですか?
最近では、テレビ番組の金スマにてキンタロー。さんが競技ダンスを踊っていたことでよく知られています。
競技ダンスという単語を知らない人も、社交ダンスという単語は聞いたことがあるかもしれません。
実は、競技ダンスはその社交ダンスがルーツとなっているんです。
今回は、競技ダンスのことを全く知らない人向けに、「競技ダンスとは何か」という所を簡潔に解説していきます。
競技ダンスとは何か?
競技ダンスとは、「社交ダンスをスポーツ競技化したもの」です。
しばしば、ソシアルダンス・社交ダンス・競技ダンスを混同されている方がいらっしゃいますが、実はそれぞれ違います。
詳しい違いは下記のページにて書いていますので、ぜひこちらを参考にしてみて下さい。
競技ダンスと社交ダンスの大きな違いは「競技会と呼ばれる大会に出て、他のカップルに勝つ」を目的としているところ。
一般的に、大会に出るまでの期間固定のカップルを組み、大会で勝てるように日々練習に励みます。
固定のカップルを組む期間は人それぞれで、数ヶ月〜数年組んでいるという方や、夫婦で組まれる方もいらっしゃいます。
また、大会で審査されるのは「ダンスの技術力・美しさ・音楽性」などの様々な要素。
それゆえ、大会は各選手の技術や魂がぶつかり合い、選手はもちろん観客にまでその熱気が伝わるので、見ているだけでもとても楽しく、魅了させられます。
また、競技ダンスを知る上で欠かせないのは、各種目です。
競技ダンスには「スタンダード」と「ラテンアメリカン」という二つのジャンルがあり、その中にも5つずつ種目があります。
次の章からは、「スタンダード」と「ラテンアメリカン」について詳しく見ていきます。
スタンダードについて
スタンダードの特徴は、上のイラストのように男性と女性が腕で枠(ホールドと呼ばれます)を作り、その枠(ホールド)を崩さないように気をつけながら踊る所です。
さらに、ボディーコンタクト(お腹とお腹をくっつけること)を取り、フロア(踊る場所のこと)を反時計回りに進みながら踊っていくことも大きな特徴です。
スタンダードには
- ワルツ
- タンゴ
- ヴェニーズワルツ
- スローフォックストロット
- クイックステップ
という5種類の種目があり、それぞれに異なる特徴があります。
では、これら5つのダンスをそれぞれ見ていきましょう。
ワルツ
ワルツは、別名「スローワルツ」と呼ばれており、スタンダードの中では一番ゆっくりとしたテンポで踊ることが特徴です。
ワルツという言葉には「回る」という言葉には回るという意味も含まれており、三拍子の音楽でカップルで回りながら踊っていきます。
スタンダードの花形とも言われ、優雅な踊り方をすることも特徴ですね。
大会では各種目を踊る順番があるのですが、ワルツは基本的に1番目に踊る種目です。
ワルツの参考動画はこちら↓
タンゴ
タンゴは、他の種目と比べて力強いリズムで踊ることが特徴になります。
曲は四拍子で構成されており、1拍目と3拍目に強いアクセントがあるので、とてもスタッカートの効いた踊りになります。
また、ネックアクションと言われる激しい首の動きなども、タンゴの見どころです。
大会では、基本的に2番目に踊られます。
タンゴの参考動画はこちら↓
ヴェニーズワルツ
ヴェニーズワルツは別名 ウィンナーワルツと呼ばれ、最初に説明したワルツ(スローワルツ)よりもアップテンポな3拍子で踊ることが特徴です。
このダンスは、他の種目と比べてステップ(踊りの足型のこと)が少なく、ほとんどが「右回り(ナチュラルターン)と左回り(リバースターン)、またそれを繋ぐステップ」の3つで構成されているのも特徴です。
この理由として、ヴェニーズワルツは19世紀のウィーンで発祥した歴史があり、伝統を守るためにバリエーションと呼ばれる応用的なステップを作らないようにする決まりがあるからなんです。
しかし、その単純さから表現されるべニーズワルツは、とても優雅な雰囲気を作り出しています。
大会では、基本的に3番目に踊られます。
ヴェニーズワルツの参考動画はこちら↓
スローフォックストロット
スローフォックストロットは、ほとんど止まることがなく、流れるように動いていくのが特徴のダンスです。
別名は、「スロー」、「スローフォックス」、「フォックス」と言われており、略称で呼ぶ場合が多いです。
曲は4拍子ですが、踊り方が少しワルツと似ているので、初心者の方は初めは混同する方もいらっしゃいます。
違いをざっくりと説明すると、「ワルツは3拍子で回転が多く、アップダウン(ライズ&フォール)が激しい」、「スローフォックストロットは4拍子で回転が少なく、アップダウン(ライズ&フォール)が激しくない」というイメージです。
大会では、基本的に4番目に踊られ、ヴェニーズワルツが無い時はタンゴの次(3番目)に踊られます。
スローフォックストロットの参考動画はこちら↓
クイックステップ
クイックステップはその名の通り、アップテンポでスピーディーな動きが特徴のダンスです。
リズムは4拍子で、他の種目では見られない「跳ねる」という動きが特に特徴的。
スタンダードの中でも最も運動量が多く、苦手とされる方が多いのも現状です。
しかし、踊れるようになるととても楽しいので、ぜひチャレンジしてみることをお勧めします。
大会では、基本的に最後に踊られます。
クイックステップの参考動画はこちら↓
ラテンアメリカンについて
テレビ番組の金スマで、キンタロー。さんが踊っていたのは、このラテンアメリカンです。
ラテンアメリカンは、スタンダードのようにホールドを組むことは少なく、手と手を繋いだりすることで二人で息を合わせて踊ることが特徴的です。
ホールドを組んでいないため、スタンダードと比べて動きの自由度が高く、激しい動きのものが多いです。
かなり上手な選手なんかは人間離れした動きをしているので、見ていてとてもワクワクさせられますね。
ラテンアメリカンには
- チャチャチャ
- サンバ
- ルンバ
- パソドブレ
- ジャイブ
という5種類の種目があり、スタンダードと同様それぞれに異なる特徴があります。
では、これら5つのダンスについて見ていきましょう。
チャチャチャ
チャチャチャの特徴は、名前の通り「チャッチャッ」と素早くところ。
基本的な動きはルンバと似ているのですが、リズムはアップテンポな4拍子なので、ルンバと比べたらスピード感も軽快さも全然違います。
下の動画を見るとわかりますが、とてもよく動いているのがわかりますね。
大会では、1番目または2番目に踊られる種目となっています。
チャチャチャの参考動画はこちら↓
サンバ
サンバという単語は聞いたことも多いでしょう。ブラジルのリオカーニバルなどで有名ですよね。
しかし、社交ダンス・競技ダンスのサンバは全く違うジャンルのようなダンスに見えます。
その理由は、宗教民族舞踊のサンバとヨーロッパの踊りがコラボレーションした形で、社交ダンス・競技ダンスのサンバが出来上がったから、なんです。
サンバの特徴は、バウンスアクションと呼ばれる弾むような体の動きにあります。
こちらもチャチャチャと同様にアップテンポかつリズミカルなので、とても明るい雰囲気のダンスとなっています。
大会では2番目または1番目に踊られます。
サンバの参考動画はこちら↓
ルンバ
ルンバは、チャチャチャやサンバとは違い、滑らかでゆっくりした動きが特徴のダンスです。
ラテンアメリカンの中でもテンポが一番ゆっくりなため、入門用として初心者が一番最初に習うことが多いです。
また、このダンスのテーマは「男女の愛」なので、しっとりとした大人の雰囲気が強いという特徴もあります。
大会では、基本的に3番目に踊られます。
ルンバの参考動画はこちら↓
パソドブレ
パソドブレは、「闘牛と闘牛士の闘い」がテーマの踊りで、力強く勇ましい動きが特徴のダンスです。
男性は闘牛士の役割をしているのですが、女性は闘牛を演じたり、時にはケープを演じたりと、様々な役割をしています。
大会では、基本的に4番目に踊られます。
パソドブレの参考動画はこちら↓
ジャイブ
ラテンアメリカンの最後に紹介する種目は、ジャイブです。
ジャイブは、ラテンアメリカンの種目の中でも最も軽快で、「飛び跳ねながら踊る」ことが特徴のダンスです。
運動量もかなり多く上級者向けのダンスですが、こちらも踊れるとかなり楽しいダンスですし、見ている方も心が弾みますよ。
大会では、基本的に最後に踊られます。
ジャイブの参考動画はこちら↓
まとめ
いかがでしたか?
今回で、競技ダンスがどのようなものか、少しはわかっていただけたと思います。
競技ダンスは、決して簡単ではないですが、やり始めるとどハマりしてしまう方も多くいらっしゃいます。
それだけ、競技ダンスには魅力が詰まっているということですね。
競技ダンスに少しでも興味がある方は、この機会に見学などに行ってみましょう。
競技ダンスの始め方などは、別の記事で書く予定ですので、アップしたときはぜひチェックしてみてください。
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それは、「ボールルームへようこそ」です。
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