FXの自動売買を始めたいけど、VPSがあった方がいいって聞いたぞ?
FX専用VPSってなんだ?というか、そもそもVPSってなんだっけ?!
おすすめのVPSサービスも知りたいな!
この記事はこんな疑問を解決します。
- FX自動売買専用VPSとは?
- FX自動売買専用VPSを選ぶ際のチェックポイント
- おすすめのFX自動売買専用VPSサービス
最近の日本では、老後2千万問題や円安等の影響により「副業」や「投資」を始める人が爆発的に増えています。
その中でも「FX」は人気な投資として有名で、「自動売買ソフト(EA)」を使えば、FX初心者でも参入しやすいものとなっています。
FX自動売買ソフトを使うにあたって、必ず検討しなければならないのが「VPS」。
皆さんはVPSのことをどれくらい知っていますでしょうか?
今回は、「FX自動売買専用のVPSの概要」と「FX自動売買専用VPSを選ぶ際のチェックポイント」「おすすめのVPSサービス」をご紹介します。
仮に導入しないとしても、今回を機にVPSへの理解を深めて、今後のFX生活への糧としましょう。
「VPS」という言葉すら知らない方でもこの記事を見れば理解できるようになるよ!一緒にゆっくり学んでいこう!
FX自動売買専用VPSとは
この章では、「そもそもVPSとは?」、「FX自動売買専用VPSの特徴および導入が必要な理由」、「FX自動売買専用VPSを導入するメリット・デメリット」を解説していきます。
そもそも「VPS」とは?
VPSとは、業者の高性能な大容量サーバを仮想サーバとして分割し、分けられた個別のサーバをユーザーごとの専用スペースとして貸し出すサービスのこと。簡単に言うと、「性能が高くて安定性抜群なサーバを、低コストでレンタルできるサービス」ということですね。
また不特定多数の人物が利用する共用サーバーと異なり、他人に干渉されずに個別のサーバー空間を利用できるのもVPSの特徴です。
分かりやすく「専用サーバー・共用サーバー・VPS」のイメージを賃貸物件で例えると、以下の通りになります。
- 専用サーバー:戸建住宅
- 共用サーバー:ドミトリー式シェアハウス
- VPS:アパート・マンション
「自身の資産を運用する」というFXの自動売買では、複数人が共用で利用する共用サーバーは利用の選択肢として外れてしまいます。
そのため、FXの自動売買を運用するために活用するサーバーは、専用サーバーかVPSのどちらかが主な検討材料となるでしょう。FX取引において常識的に利用する範囲内であれば、基本的に専用サーバーが必要なほどのスペックは求められません。
したがって、FX自動売買用のVPSが大活躍するというわけです。
FX自動売買専用VPSの特徴および導入が必要な理由
FX自動売買専用VPSは、その名の通りFX取引という用途に適したVPSになっていて、特にMT4の安定稼働に特化したサービスが多いです。
FX自動売買専用VPSは、MT4でのEAを使った自動売買においてその威力を発揮します。
EAの自動売買は高度な専門知識がなくても成果を上げやすい便利なツールですが、MT4を立ち上げている間しか機能してくれません。つまり24時間常にパソコンの電源をつけておき、MT4を起動させておかないと、あまり効果が出ないのです。
しかし、家庭用のパソコンを四六時中つけっぱなしにして、なおかつMT4という高機能なソフトをずっと立ち上げていると、パソコンに大きな負荷をかけてしまいますし、電気代もかかってしまいます。パソコンの寿命だって一気に縮んでしまいかねません。さらに、ネット回線の切断やソフトのフリーズといったトラブルが発生するリスクもかなりあります。
そこで登場するのがFX自動売買専用VPSです。VPSではハイスペックなサーバと高速な回線が使用されているのでMT4がトラブルに見舞われる可能性は限りなく低いですし、いざというときのリスク対策も万全に取られているから安心。レイテンシー(自動操作反映にかかる遅延時間)が低いため、常にアルゴリズムが意図する最善のタイミングで取引を実行できるというメリットもあります。
FX自動売買専用VPSを導入するメリット・デメリット
上記でメリットをたくさんお話ししてしまいましたが、FX自動売買専用VPSのメリットとデメリットをまとめると、以下の通りです。
- 停電やパソコン寿命を減らすリスク無しで、EAを安定して稼働することができる
- レイテンシー(自動操作反映にかかる遅延時間)が低く、パソコンのパフォーマンス及びスペックに依存しないため、常にアルゴリズムが意図する最善のタイミングで取引を実行できる
- 電気代などの余計なコストを減らすことができる
- パソコンやスマートフォンなど、どの端末からでもリアルタイムでEAの取引状況を確認することができる
特に電気代や所有PCの負担軽減は直接出費に関わるため、VPSを利用することで負担の軽減を狙うことができます。
近年では電気代の高騰や円安による物価高騰といった影響により、電気代やPC本体価格も値上がり傾向です。
そのため、VPSを利用したEAのFX自動取引を検討することにより、経済面での出費を最低限に済ませることができます。
また、VPSの本体となるサーバーが設置されたデーターセンターでは、高品質の通信速度を誇る設備に加えて災害時の予備電力なども兼ね備えています。EAによる自動売買をおこなっている最中にポジションを抱えたまま、災害による停電の影響でロスカットに発展し資産を失うといったリスクもVPSを利用することで防ぐことが可能です。
個人では対応が難しい地震・停電トラブルが発生した際にも運用をおこなえる上に、遠隔で確認・操作が行える安心感もVPSを利用するメリットとなります。
- 運用難易度が高い
- 毎月固定の出費が伴う
- 専用サーバーに比べると回線速度が遅くなることがある
VPSは若干導入の難易度が高いサービスのため、慣れていない場合に初期設定ではセットアップが行えない可能性があります。特別な事情がない限りVPSは利用経験が無い方が大多数であることが予想されるため、料金を支払ったにも関わらず利用ができないというトラブルに見舞われかねません。
特に海外のFX専用VPSを提供しているサービス会社は、日本語でのサポートが行われておらず問題解決に英語力が求められるケースも存在します。
そのためVPSを提供している業者は無料お試し期間を設けているサービスも存在するので、一度自身の環境で導入できるかテストを行うといった対策が必要です。
大手国内VPS会社であればセットアップの手順は各社HPなどで詳しく解説が行われているので、確実に1つ1つステップを進めていくことで初心者でも導入することができます。
また運営会社が提供するVPSサービスを利用する都合上、利用した分だけ利用料金が発生する電気代と異なり毎月固定のサービス利用料が発生するのもVPSを利用する上でのデメリットです。
そのためVPSを利用していない月でも、サービスを維持するためには毎月固定の月額利用料金を支払う必要があります。
しかし、近年利用料金が上がり続けている電気代を考慮すると、24時間の自動売買取引と非常に相性が良いのもFX専用VPSを利用するメリットです。
FX自動売買専用VPSを選ぶ際のチェックポイント
どのサービスにおいても同じですが、FX自動売買専用VPSにもたくさんの種類のサービスがあります。
ここでは、どんな点をチェックすれば自分に最適なVPSを選ぶことができるかをお伝えします。
まとめると、以下の3つをチェックしていただければ大丈夫です。
・サービスの料金
・サーバースペック
・システムの監視体制
順番に見ていきましょう。
サービスの料金
VPSのコストはできる限り安く抑えたい方が多いのではないでしょうか。
VPSの月額料金は求めるサーバースペックや容量に応じて変動しますが、例えば「お名前.comデスクトップクラウド for MT4」の場合は最安の1.5GBプランで月額990円から利用可能です。
同時並行で複数のMT4を動かしたい場合は、最安のプランにするとメモリ容量が足りなくなるので、MT4の運用方針に従って契約するプランを選びましょう。
費用は安く抑えるに越したことはありませんが、何も考えずに一番安いプランにするとスペックが足りなくなる可能性がある点に注意が必要です。
サーバースペック
VPSのサーバースペックは、CPU・SSD容量・メモリ容量の3つの指標が重要ですが、その中で一番重要なのはメモリ容量、次いでCPU性能です。
MT4の自動売買で複数のソフトを使って同時に自動売買がしたい場合、その分のメモリ容量、並列処理に適したCPUが必要になります。
「お名前.com」のプランを例に挙げると、MT4を4つ同時に稼働させる場合は月額2750円の4GBプランが推奨されています。
自身の運用方針と照らし合わせつつ、必要な機能を満たしたスペックのVPSを契約しましょう。
システムの監視体制
MT4をVPSで24時間稼働させる際にはサーバーの安定性が問われます。
実際のところVPSでサーバーに異常が起きて停止する可能性は極めて低いのですが、万一の安全性を考えたときに、サーバーのアップデート作業などを含めた保守を、専門の技術者が行っているかが重要です。
各サービスのホームページにシステム監視に関する情報も掲載されているので、VPSを契約する前に確認しておきましょう。
データセンターの運用実績のあるサービスであれば、システム保守に関する体制やノウハウが整っている可能性が高いです。
おすすめのFX自動売買専用VPSサービス
先ほどのチェックポイントを踏まえ、FX自動売買専用のVPSサービスとして特におすすめなものを3つご紹介致します。
お名前.com デスクトップクラウド
MT4・MT5で自動売買をするなら最もおすすめなのが「お名前.comデスクトップクラウド」です。
お名前.comといえば、通信・インターネット業界で実績、知名度ともに折り紙付きのGMOインターネットグループが提供するドメインサービスです。そのお名前.comが「FX自動売買特化型」のVPSサービスを提供。それが「お名前.comデスクトップクラウド」です。
国内にVPSサービスはかなりの数ありますが、MT4やMT5での自動売買専門のVPSサービスはなかなかありません。特化しているだけあってスペックやサポートが充実しています。不要なオプションがないため料金体系もシンプルです。
お名前.comデスクトップクラウドではプランが刷新され、今ではどのプランも同じメモリ帯の他社プランより月額料金が低く最安水準です。
SSDは全プラン共通で150GB、最安の「StartUp(2GB)プラン」でもMT4を3個稼働させることが可能です。
随時、キャンペーンも実施されているのでキャンペーン内容をチェックしつつできるだけお得に契約しましょう!
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Xserver クラウドPC
MT4やMT5のVPSをサービスの品質で選ぶならXserver(エックスサーバー)にご注目を。
エックスサーバーの特徴は「料金と比べてサーバーのスペックが高い」という点です。料金だけでみれば他社の方が安いですが、その中身は料金に見合わないほどハイスペック。
最先端のCPUやストレージ最適化技術が惜しげもなく採用されており、そのスペックは国内トップクラスです。
初期費用は無料、別途、ライセンス費用がかかりますがそれでもリーズナブルな料金設定です。サーバーは専門の技術者が24時間有人監視しており、自動売買のプログラムも安心して稼働させられます。
MT4やMT5を複数台利用して自動売買される方や「高品質な環境で快適にVPSを利用したい」という方にXserverはおすすめです!
シンクラウドデスクトップ for FX
「シンクラウドデスクトップ for FX」はエックスサーバーのグループ会社である「シンクラウド株式会社」が運営するVPSサービスです。
FXトレーダーの方はこのサービス、必見です。FX専用としてVPSサービスを提供している業者は非常に貴重。それもエックスサーバーの他社を圧倒するスペックはそのままにMT4・MT5が快適に利用できます。
他社FX専用VPSと比べて、CPU性能・メモリ処理速度は約2倍、ディスクアクセス性能は約34倍、約定速度は約1.4倍もの性能(※)を実現。高速な処理速度でサクサクとMT4・MT5が動きます。(※2023年7月7日、シンクラウドデスクトップ for FX調べ。)
サービス面においてもFX専用なので初期設定からFX自動売買に最適化された形で利用が可能。月間サーバー稼働率が99.99%以上を保証する「SLA(品質保証制度)」にも対応しています。
さらに、料金面ではリモートデスクトップ接続のライセンス費用が月額料金に含まれているので分かりやすいですね。
ただし、最低利用期間が3カ月ある点にはご注意ください(エックスサーバーはなし)。MT4を安定稼働させるならメモリ3GBプランがおすすめです。メモリ3GB、vCPU3コア、SSD150GBと十分なスペックがあります。
12カ月など長期契約ではさらに料金が安くなるので、用途に応じた最適なプランを選んでみてくださいね。
さらに、シンクラウドデスクトップ for FX では14日間の無料お試しサービスが開始されました。気になるプランがあれば実際に自分の環境で試すことが可能です。ぜひお試しください!
まとめ
VPSの大体のイメージ、そして必要性は感じていただけたでしょうか。
FXのEAは、一歩間違えたら大事な資産を全て溶かすといった危険性も持っています。VPSを導入することにより、そういったリスクをかなり低減することができるため、筆者としても導入することをおすすめします。
この機会に、FX自動売買専用VPSの導入を検討してみましょう!